こんにちは、広島で起業・創業をサポートするBOAです。
会社設立から経理事務まで徹底サポート致します!
本日の「ビジネス心理学」です。
このテーマでは様々なビジネスに使える心理学や脳科学の研究結果の一例をご紹介していきます。
人の購買(モノを買う)行動や意思決定に少しでも働きかける工夫が手軽にできたら面白くないですか!?w
もちろん必ず売上が上がったりするわけでは無いですが肩の力を抜いて
「ふーん。そうなんだ~。」
くらいの感覚で読んでいただけると嬉しいです。
DMや商品のキャッチコピーなどを決める際に、
特にこだわりのない部分であればこの「ビジネス心理学」の
エッセンスを加えてみたらいかがでしょうか?
お金を意識させると相手はどうなる!?
例えばレストランでメニューの価格表示、これは海外の研究結果なのでドル表示ですが15ドルの商品の表示例です。
①$15.00
②15
③Fifteen dollars
ドル記号をつけたり、文字で説明したりしてますがこの中で最もお客の使う金額が多かったのはどれでしょう??
脳神経学の中にはプライミングというのがあって、これはいわゆる「お金のヒント」だそう。相手に前もってさり気なく、その”ヒント”となるイメージを提示しておくことでそれに続く相手の行動を左右することができるのです。
心理学者のキャスリン・ヴォースの研究によると
お金に関するヒントを与えられた者、例えばお金についてのエッセイを読んだり色々な種類の通貨が描かれたポスターを見たりした者はそうでない者に比べて
他者に助けを求めるまでに70%も余計に時間がかかり、
他者に力を貸してあげる時間もわずか半分だった。
つまりお金に関してプライミングされた人間は利己的になり
他者を頼ることも、頼られることも好まなくなるのです。
これをビジネスの中、特に価格に関する決定に使ってみてはいかがでしょう?
「母の日のプレゼント代を節約!」
これはどうでしょう?
プレゼント=他者を喜ばせたい。と思っているところにお金のコトを思い出させるのは墓穴を掘るようなものですよね。
「ダイヤモンドは永遠の輝き」
長年続くこのキャンペーンはそう考えると実にうまくできていますね。
お金にまつわるヒントを慎重に回避している良い例ですね。
広告のターゲットは高級ギフト市場。
キレイに磨き上げた炭素の塊がカルテルによって押し付けられた希少性によって価値が与えられる(笑)
そのようなものをプレゼントしようと大金を費やすというのは利己心に訴えるべきコンセプトではありません。この広告キャンペーンは、純粋に感情に訴えかけているのです。
もしも、最後の一言で「12月は特別割引!」なんて言ってしまったらせっかくのアピールも台無しになるような気がしませんか?
冒頭のクイズに戻りましょう。
①$15.00
②15
③Fifteen dollars
ドル記号をつけたり、文字で説明したりしてますがこの中で最もお客の使う金額が多かったのはどれでしょうか?
そう、正解は
②15
の数字のみの表示でした。
レストランのような形態だとできるだけお金を意識させないほうが人の脳は消費に対して痛みを感じないようです。
いかがでしたでしょうか?
▽▼▽次回の記事はコチラ▼▽▼
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
広島で起業・創業をサポートするBOAでした。