こんにちは、広島で起業・創業をサポートするBOAです。
会社設立から経理事務まで徹底サポート致します!
本日の「ビジネス心理学」です。
このテーマでは様々なビジネスに使える心理学や脳科学の研究結果の一例をご紹介していきます。
人の購買(モノを買う)行動や意思決定に少しでも働きかける工夫が手軽にできたら面白くないですか!?w
もちろん必ず売上が上がったりするわけでは無いですが肩の力を抜いて
「ふーん。そうなんだ~。」
くらいの感覚で読んでいただけると嬉しいです。
DMや商品のキャッチコピーなどを決める際に、
特にこだわりのない部分であればこの「ビジネス心理学」の
エッセンスを加えてみたらいかがでしょうか?
痛みを和らげる”定額料金”
前回の記事で「買い物をする、お金を払う際に人の脳は”痛み”を感じる」
という研究結果についてお話しました。
コレに対して我々ビジネスマンは消費者の痛みを和らげることに工夫をこらす必要がありそうです。
この研究・実験を行ったローウェンスタイン教授はもう一つの事実を解明しました。
「1日1回の消費で値段がどんどん上がっていく様子を消費者が目にしてしまう販売方法が最大の痛みを引き起こす。」
もちろんこれは肉体的な話ではなく、脳が痛みを感じる、抵抗がある。という話です。代表的な業種としては寿司店でしょうか?1皿、1ネタごとに価格が決まっています。その度に人の脳は無意識に
「うーん。おいしい!でもこの1つが500円のかちがあるかなぁ?」
と考えてしまうわけです。
教授は続けます。
「”消費者”は現在の満足と将来の満足、どちらを取るかじっくり比較検討などしない。”ある物にいくら支払わなければいけないのかと考えた途端”消費者は激しい痛みを覚える(後略)」
例えばインターネットサービスの料金制度を時間単位から月単位へと切り替えた際、加入者が増加したなど、結果も出ているし皆さんの身の回りでも思い当たることは多いと思います。
飲食店でのセットメニューやコースメニュー、
最近ではネット動画の「毎月見放題」。
商品1個1個、1品1品頼むよりも高く付く場合でも私たちはなぜか、まとめられた値段設定の方に心を打たれてしまいませんか?
マーケター(商売人)は消費者の痛みを最小限にとどめるため、消費者の購買過程(お金を払うまでの道のり)に点在する痛点を避けるべきと言えます。
もちろん先程の寿司店のように、だからと言って全ての商品を定額ベースの提供をするわけにはいきません。
でも通常個別に購入されているアイテムに定額料金を設定してみることが可能なビジネスモデルはたくさんあるはずです。
「よりシンプルな価格設定は売上を増やすわけではない。一部の消費者は痛みを回避するためなら割高な料金を払うから、利幅も増えるのだ。」
だそうですw
現在行っているビジネスで手軽に変更できそうなビジネスモデルがあれば試してみるのも面白くないですか?
▽▼▽次回の記事はコチラ▼▽▼
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
広島で起業・創業をサポートするBOAでした。