こんにちは、広島で起業・創業をサポートするBOAです。
会社設立から経理事務まで徹底サポート致します!
本日のテーマも引き続き”具体的な融資の申込み方法”でいきましょう♪
このテーマでは最後の記事になります^_^
お付き合い頂きありがとうございます!
〜売上が減少しているとき〜
今まで「運転資金が必要になる主なパターン」をいくつかご紹介させて頂きましたが、
今回はその最後のパターン、
売上が下がって運転資金が必要になる場合です。
前回までのお金が必要な理由と比べると少しネガティブな理由になってしまうかもしれませんね。
売上が減少するということは、入ってくるお金が少なくなるということですから、
当然、資金不足になる可能性があります。
「仕入れした代金の支払いが不足する」「人件費などの経費で資金が不足する」などです。そんなどこか少しネガティブな資金使途を銀行はどう見るのでしょう?
そんな実話も含めながら「売上減少の際の融資」の流れを見ていきましょう。
売上減少時の銀行融資は赤字の補填(カバー、穴埋め)
銀行から見ると売上が下がっている状態での融資の申込みは「きつい」というのが本音です。
売上が減少して資金不足に陥るということは、はっきり言ってしまうと赤字のカバー資金です。
赤字のカバー資金というのはどちらかと言うとマイナスイメージで、決して前向きな融資ではないからです。
つまり返済してもらえる可能性が低い融資ということです。
今後の売上の回復見込みをきちんと説明
売上が減少して融資の申込みがある場合に、
もっとも銀行が関心を示すのが今後の売上の回復見込みです。
今後もじりじりと売上が下がっていくのであれば、たとえ今回融資を実行しても、
また資金不足に陥ることは明白です。
数ヵ月後にはまた赤字のカバー資金が必要になるでしょう。
これでは銀行は返済されない可能性が高い融資を増やすことになります。
売上が減少している状態で銀行に融資を申し込む場合は
今後の売上計画・見通しをきちんと銀行に伝えてください。
今後売上が少しずつでも回復する見込みがわかれば、銀行としても比較的融資に応じやすいのです。
売上減少時に頼りになるのはやはりメイン銀行
複数の銀行と取引をしている場合は、どの銀行に申し込むか?も大切です。
まず最優先に考えなければならないのはいわゆる”メイン銀行”です。
借入金額がもっとも多い銀行に融資を申し込むのです。
最も多く融資を実行している銀行はその融資先に対すて一種の社会的責任を負っています。
申込みをうけたメイン銀行はその融資先を支えるために融資を検討する必要にせまられるのです。
これが借入金額の少ない銀行であれば、その銀行は融資先に対する責任度合いが少ないし、またその銀行自身も責任意識をそれほど持っていないのが現実のようです。
となると、売上が減少して資金不足に陥っている場合は、銀行としては非常に慎重にならざるを得ない融資ですから、責任の重たいメイン銀行に融資の相談をするのが最優先なのです。
売上入金先の銀行も候補
次に申し込み先の銀行として検討してみる価値があるのは、売上代金を入金している銀行です。
これがメイン銀行であれば先程と同じ内容になるのですが、
メイン銀行以外の銀行口座を売上入金先として使用している場合は、
その銀行に申込みを行うのも融資が受けられる可能性が高いです。
売上を入金している銀行から考えれば、そのように使ってもらっている融資先からの借入申込みをむげにすることはなかなか出来ません。売上入金口座として使っていない銀行よりは、はるかに真剣に融資を検討することになるでしょう。
いかがでしたか?
融資の申し込みがすべてポジティブな理由ばかりではありません。
むしろネガティブな理由のほうが多いのではないでしょうか?
ただし、銀行サイドの考え方も含めながらご自身のビジネスに協力してもらうには
やはり「誠意」と「計画」ではないでしょうか?
ご自身のビジネスを見返すことは必ずプラスになるはずです♪
是非、定期的に行うことをおすすめします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
広島で起業・創業をサポートするBOAでした。