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【具体的な銀行融資の申込方法】〜概略編〜

こんにちは、広島で起業・創業をサポートするBOAです。
会社設立から経理事務まで徹底サポート致します!
本日から何回かに分けて、銀行融資、特に運転資金の申込みについて細かくご紹介致します。

資金調達20161021

そもそもなぜ運転資金が必要なのか?〜概略編〜

 

運転資金の借り入れ、我々が法人や個人事業主の方から相談を受ける融資のうち、もっとも多いのが運転資金の借り入れについての相談です。では銀行に運転資金の融資を申し込む場合、どのように申し込みをするのが良いと思いますか?その答えに行き着く前に、すでに承知されている方にはおさらいになるかもしれませんが、そもそもなぜ運転資金が必要なのかを今一度確認しておきましょう。

 

 

《運転資金が必要な理由》

具体例として物作りを代表する製造業を例として考えてみましょう。
モノを作って売るためには、まずそのモノを作るための材料を購入しなければなりません。
材料を購入したら、それをスタッフや機械などを利用して製造します。

そしてようやくモノが出来たら販売して最終的に販売代金を回収します。
販売代金を回収するまでには、原材料やスタッフの給料、機械を動かすための電気代などさまざまな「お金」がかかります。

 

その「お金」は販売代金が回収される前に支払う必要があります。
つまり「お金」が先に出てしまうのです。この先に出てしまう「お金」が運転資金です。

 

 

運転資金が必要となるケース

 

運転資金の必要額というのは、その会社に変化がなければ。つまり売上も経費もずーっと同じであれば一定のはずです。
運転資金の必要額が多くなる、つまり運転資金の借り入れを申し込む必要が出てくるケースは大きく次の3つに分類することが出来ます。

 

 


 

ケース①・・・売上が増加しているとき
売上というのは販売数量×販売価格で求められます。
販売価格というのは通常は短期間では上下しませんから、通常売上が増加している場合は販売数量が増加している場合です。
販売数量が増加しているということはより多くの仕入れ(原材料や販売する商品など)が必要になります。
より多くの仕入れが必要になるのですから、当然仕入れに必要な資金も増加します。

 

 

つまり運転資金の必要額が多くなるのです。


 

ケース②・・・代金回収までの期間が伸びている
代金回収までの期間が伸びれば、仕入資金を回収するまでの期間が長引きます。
その間のスタッフの給料の支払いも発生するので負担が増加します。
さらに回収した代金をつぎの仕入れに充てようと考えていたのができなくなり、新たな資金が必要になってきます。

 

 

つまり運転資金の必要額が多くなるのです。


 

ケース③・・・支払までの期間が短くなる
材料や商品の購入代金の支払が、今まで2ヶ月後だったのに、急に1ヵ月後になれば、その間に入ってきた販売代金の一部を支払いに充ててきたものが、充当できなくなってしまいます。

 

つまりこの場合も運転資金の必要額が多くなるのです。


 

銀行員が運転資金の申込を受けた場合、大体上記3つのケースのどれにあてはまるのかをまず考えます。
ですから運転資金の融資を申し込む場合は、なぜ必要なのか、上記3つのどのケースに当てはまるのをあらかじめ確認し、それを銀行に申し込むときに伝えましょう。
詳しくはまた次回に^_^

 

▽▼▽次回の記事はコチラ▼▽▼

【具体的な銀行融資の申込方法②】〜売上が増加しているとき〜

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

広島で起業・創業をサポートするBOAでした。

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