こんにちは、広島で起業・創業をサポートするBOAです。
さて、本日も融資申込みのちょっとしたコツをご紹介いたしますね。
銀行融資の受け方のコツ6 入出金取引を見せる
今回のテーマは「入出金取引を見せる」です。
ビジネスを行っているあなたは、例えば売上の入金や仕入先への支払い、
スタッフへの給料の支払いなどで必ず銀行口座を使っているはずです。
たまに、これらの入出金取引に使う銀行口座を融資を受けている銀行にせずにあえて融資を受けたことのない銀行の口座を使っている取引先が見受けられます。
お気持ちは分かりますw
銀行は通帳のお金の動きを見ることによってあなたの会社の日々の生身の姿を知ることが出来ますからなんか嫌ですよね。
なのであえて融資を受けていない銀行の口座を使っているという考えなんだと思います。
でも、はっきり言ってこれでは大きな融資やいざという時の融資を銀行から期待することは出来ません。
なぜかと言うと、銀行融資の審査では決算書や試算表などによる財務の審査がもちろんメインです。
ただ決算書や試算表は審査する時にはすでに過去の数字になっちゃっています。
そこで入出金の取引を見ることができるのなら、それってリアルにあなたの会社の状況を把握することに役立ちますよね?
そのリアルな状況を把握できないと、銀行はどうしても保守的な判断をせざるを得ません。要は安全に、穏便に、可もなく不可もなくの判断をしたがるんです。
たとえば決算書は赤字の状態で銀行に追加融資を申し込むとしましょう。
リアルな状況によって業績の回復が見える場合には、銀行は「それなら」と融資をしやすくなります。
また業績の回復どころか下がっていたとしても、日頃から入出金も取引履歴を見せていただいている取引先に対しては、
「事業を継続するのに必要な資金は最低でも支援をしなければならない!」
という銀行の社会的責任にうったえることができる能性が高まります。
簡単に言えば、ありのままの姿を示してくれる取引先に銀行は手厚い支援を行いたい。
という気持ちになるものなのです。
複数の銀行と融資の取引がある場合には、基本的には借りている資金の割合に応じて入出金取引を分散するのがいいでしょう。
ただ社内での管理上、そして効率上、入出金取引を複数に分けることが難しい場合には、
いわゆる”メインバンク”など、あなたの会社の主力になって日頃の対応にしても、
最も信頼できる銀行に集中するのもひとつの手かもしれません。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
広島で起業・創業をサポートするBOAでした。