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【運転資金とはちょっと違う!?】設備資金で借りたときの流れ

こんにちは、広島で起業・創業をサポートするBOAです。
先日こんなご質問を受けました。

 

「設備資金融資では領収書の提出が必要となりますか?」

 

以前、弊社の記事で少し触れた”運転資金と設備資金”の設備の方のお話みたいですね。
というわけで、今回は設備資金について一緒に考えてみましょう!

 

設備資金って運転資金とは違うの!?

 

 

設備資金とは読んで字のごとく、ご商売に必要な設備を購入するための資金です。
なので運転資金と比べて借りたお金の使い道がはっきりしています。

 

その為、運転資金の申し込みと比べて融資審査の流れもポイントも少し変わっているようです。

 

冒頭の弊社に寄せられたご質問に話を戻しましょう。

 

 

「現在、銀行に機器の購入資金として設備資金の申し込みを行っています。申込にあたって見積書は提出しました。銀行から融資を受けた場合、設備購入の領収書の提出は必要となるのでしょうか?」

 

 

なるほど。要は借り入れが完了した後にちゃんと計画どおりに使ったかチェックされるんですか?
ということですね?

 

銀行では融資の資金使途(使い道)の管理を行っています。
つまり申し込みのあった使い道どおりに融資した資金が使われているかどうかを確認するということです。

 

設備資金の融資の場合も、もちろん資金使途の管理は行います。
ご質問にあるとおり、管理の方法としては領収書の提出を求めます。

 

さらに領収書の提出を事後的に受けるだけではなく、より厳しく、完ぺきに管チェックを行う目的で、 融資の時に購入先へ直接銀行が振り込むという取り扱いも行っています。 この場合は手元にお金は来ずに支払いだけが無事完了!ということになりますね。

 

ケースによっては融資と同じタイミングで支払いをするわけじゃなかったり、分割して支払うこともあるかと思いますが、そのような場合には、融資した資金を設備の支払いに充てるため、銀行が預かっておくという取り扱いもあります。

 

万が一、資金使途の違反が判明した場合には融資した資金を一括返済するよう求めることも決して少なくありません。 設備資金として借り入れるときは十分注意してくださいね。

 

 

「そこまで厳しいんなら設備資金で借りるの損じゃない!?」 と思う方もいらっしゃいますよね?

 

このように、設備資金については銀行は厳しいチェックをします。

 

いえ、

 

実は設備資金じゃないとチェック出来ないんです!

 

運転資金で融資をしたとして、そのご商売の成功・失敗はどこで判断しますか? 半年ほど売上が上がってなくても今から芽が出て売上が上がるのかも。 時期的な商売(季節によって売上がかなり違う業種など)で、まだ繁盛期が来てない。

 

など、銀行員の方では全てのビジネスのことを把握することは難しいのです。

 

その分、運転資金の融資に関してはある程度不透明な状況で行うものなのです。もちろん設備資金の融資と比べたら ですが・・・ そうゆう事情があるので基本的には運転と設備を比べた際に設備の方が、 キッチリとチェック、管理ができる分融資の実行をし易い。 という事情があるのです。

 

そこを踏まえて考えると、本当に設備資金として必要な時には設備資金融資の申し込みをした方が 簡単で、しかも実績も積めていいのかもしれませんね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
広島で起業・創業をサポートするBOAでした。

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