こんにちは、広島で起業・創業をサポートするBOAです。
会社設立から経理事務まで徹底サポート致します!
本日は久しぶりのテーマ「ビジネス心理学」です。
このテーマでは様々なビジネスに使える心理学や
脳科学の研究結果の一例をご紹介していきます。
人の購買(モノを買う)行動や意思決定に
少しでも働きかける工夫が手軽にできたら面白くないですか!?w
もちろん必ず売上が上がったりするわけでは無いですが
肩の力を抜いて、
「ふーん。そうなんだ~。」
くらいの感覚で読んでいただけると嬉しいです。
DMや商品のキャッチコピーなどを決める際に、
特にこだわりのない部分であればこの「ビジネス心理学」の
エッセンスを加えてみたらいかがでしょうか?
「囮」の美学
売りたい商品やサービスとよく似ているが、
内容が劣るものを同じ価格で提供することで、
あなたが売ろうとしている商品の
売り上げが急上昇する可能性がある!
ある研究者の実験でこんなのがありました。
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ある雑誌の購読案内を送ったところ…
案内A
・59ドル一ウェブ版だけの購読(68人が選択)
・125ドル一ウェブ版と印刷版のセット購読(32人が選択)
案内B
・59ドル一ウェブ版だけの購読(16人が選択)
・125ドル一印剛版だけの購読(0人が選択)
・125ドル一ウェブ版と印刷版のセット購読(84人が選択)
おわかりでしょうか?
どちらのオフアーも同じで、
違うのは
”案内B”には「印刷版だけの購読」が含まれている点だけでした。
同じ125ドルで「印刷版だけ」の
魅力のないオフアーを選択した人は
もちろん1人もいませんでしたが、
その効果は劇的でした。
ウェブ版と印刷版のセット購読を選ぶ被験者は62パーセント多くなり、予想される収益も43%も増えたのです。
この場合、印刷版だけの購読が「おとり」で、
セット購読のほうが得だと思わせる役割を果たしていたのです。
他にも、
ツアーの目的地としてローマかパリのどちらかを選ぶ場合、
どちらのツアーにも無料の朝食が含まれていて
選択肢の中で人はとても迷います。
でもここに「朝食なし」のローマツアーを”おとり”として導人すると、
元のローマツアーがぐんと魅力的に見えるようになるのだと言います。
そうして、こうしたオプションが与えられたことで、
朝食つきローマツアーが同じようなパリツアーをあっさり打ち負かしてしまうのだそう。
脳は絶対的価値を判断するのが苦手
なぜこんなことが起こるのでしょう?
脳はそのモノの本当の価値を判断するのは苦手ですが、
価値や利益を比較することはできるのです。
逆に、
魅力が同等の2つの選択肢から選ぼうとすると
脳はその選択の難しさが原因でイライラしてしまうことも
研究で分かっています。
時には魅力に欠ける宣伝を紛れ込ませることで、
顧客に不利益を生じさせることなく、
よりよい購買に導けるのかもしれません(^^)
いかがでしたでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
広島で起業・創業をサポートするBOAでした。